大掃除で発見したゴキブリの卵の恐怖
年末の大掃除は一年間の汚れを落とし新年を清々しい気持ちで迎えるための重要な行事ですが、それは同時に普段目につかない場所で密かに産み落とされたゴキブリの卵鞘いわゆる卵の入ったカプセルを発見し処分することができるラストチャンスでもあります。私はある年の大掃除でキッチンの奥深くにしまってあった調理器具の箱を取り出した際に小豆のような形をした黒褐色の固い物体がいくつも転がっているのを見つけ、それがゴキブリの卵であると知った時の戦慄は今でも忘れられませんが、一つの卵鞘の中には数十匹の幼虫が詰まっており放置すれば春にはそれが一斉に孵化して家中に散らばるという時限爆弾のような存在なのです。ゴキブリの卵鞘は非常に堅牢な殻で守られており一般的な燻煙剤や殺虫スプレーの薬剤が内部まで浸透しにくいため、成虫を駆除したからといって安心していると春になってから生き残った卵から孵化した幼虫たちが大量発生するという悪夢に見舞われることになります。大掃除の際には普段動かさない家具の裏や流し台の下の棚の奥などを徹底的にチェックしもしこの不気味なカプセルを見つけたら掃除機で吸い取るのではなくガムテープなどで確実に捕獲して潰すかビニール袋に入れて密封し燃えるゴミとして処分しなければなりません。冬の寒空の下で行う大掃除は肉体的にも精神的にも辛い作業ですが、この時期に卵を一つ発見し駆除することは来年の夏に遭遇するかもしれない数十匹のゴキブリとの戦いを回避することに直結していると考えれば、棚の隅々まで目を光らせるモチベーションも湧いてくるというものです。